(有)システムズフォーミュレートとは
(有)システムズフォーミュレートは、企業のIT支援をするための会社です。会計事務所は会計指導や税務申告が中心ですので、最適な会計ソフトの選択や操作方法などは行いますが、その会社が生産・販売のシステムや営業とか事務管理システム、あるいはネットワーク関連システムなどを構築する場合は会計事務所だけではできません。支援するために外部のシステム専門会社に依頼することになります。
別のところでも書きましたが、ITのスタートは「気づき」ですので、当事務所代表者はシステム監査技術者とITコーディネータの資格者としてこの気づきは得意分野です。
IT化すべきところが特定できれば、投資計画の下で外部のIT専門家を紹介することにしています。
特に、スモールビジネスでは高額な大規模なITシステムは無理ですので、コストを考慮しながら生産性の向上に資する最適システムを考えることにしています。そのときの業務は(有)システムズフォーミュレートが行います。
(有)システムズフォーミュレートは、平成15年(2003年)7月10日に設立されました。この会社についての以下の記事は当事務所代表者の青春時代の思い出を多く含んでいますので、興味のある方だけ暇つぶしにお読みください。今や飛ぶ鳥も落とすアップル社のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンといいます)が日本に初めて輸入されたのは1977年でした。AppleⅡが製品名でしたが、同時期にアメリカのコモドール社から輸入されたPETという製品名のパソコンがありました。このコモドール社の日本代理店が(株)システムズフォーミュレート(以下、SFC社といいます)でした。代表者は渡辺昭雄という大変優秀な方で、愛媛県松山市に生まれ兵庫県西宮市の甲陽学院から大阪大学工学部を卒業後、コンピュータ設計者として東洋工業を経て富士通に移り、FACOM230-10を開発されました。その後、起業の思い止み難く、我が国にパソコン文化を広めるため、SFC社を昭和53年(1978年)頃設立されました。この会社は東京の八重洲口に本社がありましたので、私(当事務所代表者)は、東京出張の時は必ず立ち寄り、展示してあるコモドールPETを欲しくて欲しくて眺めていました。やっと貯金をしてPET2001Sという日本語のカタカナ入力のできるものになったパソコンを購入しました。50万円ぐらいしたと思います。当時の私の給料は7~8万円ぐらいでした。起動や記憶装置はカセットテープ、プリンタは別売りで銀紙に熱圧で印字されるもので、これも30万円ぐらいしました。
(株)システムズフォーミュレートは、日本のパソコンの発展の先駆者でしたが、1979年にNECがPC8001を発売し、その後ご存じのようにNEC PC9801が発売されるやパソコンは燎原の火のように全国に広がり、SFC社はいろいろの開発を手がけましたが大企業の前にあえなく経営的に行き詰まり、倒産してしまいました。SFC社が使っていた会社のロゴが、今の(有)システムズフォーミュレートのロゴなのです。若い頃あこがれであったSFC社のコウノトリのロゴを正式に商標登録しました。今私の事務所にPET2001Sがあります。